ちば高齢協 平成22年1月25日 第27号
編集発行 
千葉県高齢者福祉施設協会


■平成21年度 相談員研修会
日時:平成21年11月12日(木)〜11月13日(金) 場所:鴨川ホテル三日月

去る平成21年11月12日〜13日「相談員研修会」を開催しました。
各協会会員施設の職員57名の参加がありました。

講師 財団法人さわやか福祉財団
ネットワーク育成支援プロジェクト
   プロジェクトリーダー  安部 博 氏

(1日目)「コーチング・職員のやる気育て」

1つのテーブルに5〜6人のグループとなり演習を行いながら、途中で講義やグループワークの解説を行いました。

最初は自分のファーストネームについてエピソードを交えながら自己紹介を行いました。 初対面である参加者同士の緊張もほぐす効果があり、これからのグループワークを行うにあたり、 各グループ共にとても良い雰囲気となりました。

その後の演習では、握手やお辞儀を行う際に頭や背中、手や指の状態、顔や目線などそれぞれに深い意味があることを 解説していただきました。また、コーチング、スーパーバイジング、ファシリテーリングの特徴と違いについて ケアリーダーの3つのスキルとして比較し説明をしていただきました。 そして、20問の質問に回答し集計することで自分のコミュニケーション・スタイルを分析し、 自分のタイプを再認識することができました。

その他にもチャレンジプログラムとして「ヘリウムバー」と「鳥の巣」という、 チームとしての統率を図る為にアメリカの軍事プログラムで行われていたというチーム演習を行い、
とても活発に且つ楽しく学ぶことができました。


(2日目)「コーチング・職員のやる気育て2」

2日目も同じグループにて講義・演習を行いました。

2日目は『元気言葉のリフォーム』という内容で忌み言葉の言い換えや、「疲れた」、「忙しい」、「悩み」 等々のマイナスの言葉をプラスの言葉に変換する演習を行いました。

次に『魔の7D』といわれる「だ行」で始まるマイナス要素を持つ否定語「だめ」、「できない」、「どうせ」等の言葉をいかに使用しないで、 『ハッピーの4元素(そ)』といわれる「そ」から始まる元気言葉「その通り!」、「そこだね!」、「そうか!」、 「そうしよう!」の4つの言葉を上手く使用して自分も周りのモチベーションも向上させていくテクニックを演習を交えながら解説していただきました。


演習の最後には、自分と相手の労をねぎらうのに「お疲れ様でした。」ではなく、 お互いの肩を軽く叩きながら「グッドジョブ」とお互いの健闘を称えあうスタイルで終了となりました。

今回の研修では、普段何気なく行っている行動や使用している言葉についての意味を再認識することができ、 発見の驚きとプラスへの変換の喜びを得ることができました。

参加された相談員の方々も安部先生の講義・演習を終始笑顔で受けられ、やる気を引き出し、 その気にさせるコミュニケーション技法を学ぶことができたことと思います。 研修後の参加者アンケートでも、大多数の方々から実りが多くとても充実した研修会だったと大変好評をいただきました。

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