ちば高齢協 平成19年7月30日 第18号
編集発行 
千葉県高齢者福祉施設協会
 

■平成19年度 新規採用職員合同研修会(宿泊)
日時:平成19年6月19日〜20日(水) 場所:鴨川館

「研修目的」
 社会福祉施設の新しい流れを背景に、介護の本質やホスピタリティーに根差した研修内容とし、前半は利用者の出会いにおける好感を与える印象とは、適切な態度や言葉遣いやビジネスマナーについて学びます。
 後半は職業人としての心構えや福祉専門職として倫理を学び、グループ討議を通して、自分自身のあるべき姿を正しく認識することを目的とします。

※千葉県高齢協・デイ協・地域包括在支協の3協会共催でおこなった「平成19年度新規採用職員合同研修会」の参加者に対してアンケートを実施したものです。今後の研修内容を練る上での参考にするため、集計結果を以下の通りまとめました。

・平成19年度新規採用職員合同研修会アンケート集計結果
(wordファイル・48KB)


研修1日目(6月19日)

講義T「選ばれる施設を目指して」・・・豊かな感性と接遇・・・
 講師:JALアカデミー株式会社 接遇事業部 
     接遇インストラクター 森田 素子氏

 社会人としての接遇マナーを、ロールプレイを交えて実践的に講習を受けました。
  始めは緊張していた参加者も、途中から笑顔で楽しく接遇の大切さを学び、明日からの対応に役立て頂きたいと感じました。 

講義U「福祉施設職員の心得」   
 講師:特別養護老人ホーム長生共楽園 施設長 林 はるみ氏
 

 福祉施設の職員としての在り方について要旨をとらえ、専門職として自分の意見を適切な場面で発言できる知識の習得を行う事が心得である。
  自ら動く職員になってほしいとの言葉を頂きました。
グループ討議
 参加者を14グループに分け施設における職員の心得を話し合い、改めて慣れ始めた個々の気持ちを見直し、明日からの業務に向け意識を高めました。

研修2日目

講義V「目で見る介護保険制度」〜その基本と改正後の特養と現状のあり方〜   
 講師:特別養護老人ホームグリーン・ヒル 施設長 津川 康二氏
 パワーポイントにて介護保険制度の歴史背景から制度改正後の現状に至るまで説明をいただき、直接介護の職員でも制度を理解し介護にあたる事で施設の一員としての役割を担ってほしいとの話を頂きました。
講義W「老化と高齢者の健康管理について」   
 講師:医療法人亀田総合病院在宅医療部 医長 大川 薫氏
 高齢者特有の疾患を、資料をもってより細かく説明を受け、入所者を医療側面から見つめる方法を教えて頂き、これまで以上に入所者の状態を把握するきっかけを頂きました。
講義X「身体拘束廃止とリスクマネジメント」   
 講師:特別養護老人ホームプレーゲ本埜 施設長 湯川 智美氏
 日常介護を行っている中で、リスクと隣り合わせである事であるが、要因はさまざまである。
インシデントレポートを作成することで、未然に防げる要因は多くなる。
 明日から介護の現場に出る際に、気持ちを新たに引き締めることを参加者全員が感じていました。

 <総評>
 2日間を通して同じ気持ちを持つ県内の新人職員がそれぞれつながりを持ち、日々の悩みや各施設での取り組みの情報収集などを行い大変有意義な時間を過ごし、明日からの仕事に対しての 気持ちを高める研修となりました。
 今年は晴天で恒例のマラソン大会も実行できました。




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