ちば高齢協
平成17年7月25日 第06号
編集発行 
千葉県高齢者福祉施設協会

 
■新規採用職員合同研修会(宿泊) 平成17年6月1日〜2日 鴨川館

 平成17年度新規採用職員合同研修会が6月1日・2日の2日間にわたり、鴨川館において開催されました。
採用後おおむね3年未満の方が約130名参加され以下の講義を受講しました。
1日目の最後にはグループ討議を行い、自己紹介を兼ねて1名ずつ3分間スピーチを行い、3分間がどれだけ有効に使えるのかを学ぶ良い機会となり、「介護職に関わる同志」として気持ちをひとつにすることが出来ました。

 
講義T 「接遇講座:選ばれる施設を目指して…豊かな感性と接遇…」
講師  JALアカデミー(株)接遇事業部 接遇インストラクター 山脇 あき子 氏

 接客マナーの基本5原則である「挨拶・表情・身だしなみ・言葉遣い・態度」のポイントについて実践を交えて講義を受け、「信頼される職員」となるよう、社会人として組織におけるマナーをきちんと身につける重要性を学びました。


 
講義U 「福祉施設職員としての心得」
講師  特別養護老人ホーム長生共楽園施設長 林 はるみ 氏
 
 望まれる良い職員とは、知識や技術を有効的に使え、物事を理解し正しい判断が出来ること。温かい思いやりの心を持ち利用者に望まれる人であること。心身ともに健康であること。様々な職種職員と協力出来る事。そして、施設の理念及び事業計画を理解しそれに沿った仕事をすることが大切であると講義を受けました。



講義V 「高齢者の体と健康」
講師  特別養護老人ホーム慈祐苑施設長 桑原 良祐 氏
 
 @加齢に伴う変化A高齢者病の特徴と注意点B身体的・精神的変化C高齢者に多くみられる障害D高齢者に多くみられる疾患について、細かく説明を頂きました。高齢者には疾患や障害が数多くあり、症状は非典型的であり、日頃から利用者の細かな体調の変化に気をつけなければならないことを学びました。


 
講義W 「介護保険について」
講師  特別養護老人ホーム勝浦裕和園施設長 武村 昭雄 氏


我々の事業の基礎となる介護保険法、指定介護老人福祉施設運営規程を中心に説明を受け、仕事をしていく上で、必要な法律を各自が身に付けていく必要性を学びました。



講義X 「身体拘束廃止とリスクマネジメントについて」
講師  特別養護老人ホームプレーゲ本埜施設長 湯川 智美 氏

リスクとは、「一定の社会・経済的な価値を失う可能性、または、一定の社会・経済的な価値の獲得が出来ない可能性」を言い、介護していく上でリスク(事故・苦情)を完全に回避するとサービス提供が行えなくなってしまい、リスクを低減しようとして特定の行動を禁止するとサービスの質の低下を招く恐れがあると講義を受け、リスクマネジメント体制の考え方を学びました。
 
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