ちば高齢協 平成17年11月25日 第09号
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千葉県高齢者福祉施設協会

 
■老人福祉施設開設3年未満施設研修会 平成17年10月26日(水) 千葉県経営者会館

老人福祉施設開設3年未満施設研修会が、10月26日に開催されました。
平成14年7月1日以降に開設した施設の方々が約20名参加され、真剣に話しを聞かれていました。

 
講義T 「高齢者福祉施策について」
講師  千葉県健康福祉部高齢者福祉課 施設福祉推進室長 吉田 邦仁 氏

 まず初めに、我が国や千葉県の高齢化の現状と今後の推移や高齢者世帯の状況、平均寿命の推移等の話がありました。又、介護保険制度改革関連法案の説明もあり、改めて予防重視型システムへの転換や施設給付の見直し、新たなサービス体系の確立について勉強されていました。最後に、老人福祉施設における事故の発生状況について、事故報告書に基づいて話がありました。事故が多発する時間帯は6時〜9時の間で、勤務交代の時間帯に事故は起こりやすいということがわかりました。

講義U 「施設運営の課題について」
講師  特別養護老人ホームプレーゲ本埜 施設長 湯川 智美 氏

 参加者一人ひとりに、今抱えている悩みを話していただきました。一番多かったのは、やはり金銭面のことでした。職員のこと、苦情のことについても多く、どこの施設も同じような悩みを抱えているようでした。又、より良い施設運営をするためには、(Customer Satisfaction)顧客満足、(Management Satisfaction)経営満足、(Employee Satisfaction)職員満足がそれぞれ関係しあっていくのが前提であるということを改めて感じた講義でした。

  
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